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日曜日, 11月 28th, 2010

今年の4月から着手していました、相続登記が昨日11月26日にやっと完了しました。

この相続はご主人名義の不動産を相続登記せずに放置していたところ、今度は奥さんが亡くなり、子供のうちの１人（Ａさん）が相続するというものでした。

5人の子供のうちの１人(Ａさん)が、不動産を相続するつもりで遺産分割協議しましたが、５人の子供は全員前妻の子供で、このたび亡くなった後妻との間には子供がいませんでした。

そうすると後妻の相続分は、後妻の父母か後妻の兄弟が相続することとなります。そして後妻の相続人全員と遺産分割協議を経ないとＡさんのみが相続することはできません。

そこで調査すると後妻の父母は当然死亡しており、また後妻は１０人兄弟の末っ子で、他の９人の兄弟は全員死亡していることが判明しました。

そこからが大変です。後妻より先に兄弟が死亡している場合、その子供たち（後妻の甥・姪）が代襲相続するので、その子供たち全員を確認する必要があり、調べてみるとその数なんと５３名！！

そのうち生存している方だけでも３８名もいらっしゃり、その方々全員から遺産分割協議書に署名・捺印をいただくのに７カ月のも日数を要したというわけです。

このたびの相続登記もＡさんのお父さんがお亡くなりになったときに遺産分割していれば、Ａさん５人兄弟とお母さん（後妻）の６名の同意で相続登記ができていました。

しかし相続登記せずにいたところ、Ａさん３８名もの方に署名・捺印をお願いにあがらなければならないこととなってしまったわけです。

特殊な例ではありますが、相続登記を先延ばしにすると、こんなことになることもあるのかと貴重な体験をさせていただきました。何とか登記が完了し、ホッとしました。

Ａさん、お疲れ様でした。

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